2009-11

医療講演レポート/里塚・美しが丘地区センター

「ホスピス医から見たガンと緩和ケア」
内科医長 四十坊克也

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日本人の2人に一人ががんに罹る時代である。そして1年間に約32万人のがん患者が死亡する。
これは、1年間に死亡する日本人全体の3分の1にあたる。

がんと診断され、早期に治療を開始した場合、あるいは部位によっては治癒したり、長く生きられることもある。
しかし、残念ながら多くの場合、ある程度の延命はできても、がんを治すことは困難である。

いままでのがん治療は、治療が最優先で、痛みに適切に対処することが少なかった。
ぎりぎりまで治療優先で進行し、治療できなくなったら緩和ケア病棟に転院させるところが多かった。
ところが昨年、厚生労働省は、がん診療拠点病院等で、がんを治療している段階から緩和ケアを提供することを法制化した。
がん患者の6〜7割が痛みを伴うと言われているが、早い段階で適切に対処すれば、痛みから解放される。

自分ががんに罹ったら、どのように治療し、どこまで治療し、残念ながら治らなかったら、最期をどこで過ごすかを健康なうちから考えておくことが重要である。

地域医療室 提箸

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